お墓の近くに彼岸花が咲いている理由
お墓と聞くと、真っ赤な彼岸花を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。秋の彼岸の頃に開花することからその名前で呼ばれるようになり、「曼珠沙華」という名でも知られています。彼岸花は非常に別名が多く、その他にも「死人花」「幽霊花」「狐花」「葉見ず花見ず」などなど、さまざまな呼び名があります。彼岸=あの世という連想から、不吉な印象を与える名前が多いのも特徴ですね。仏教とも結びついていることから、お寺やお墓の周りにもよく植えられています。
彼岸花は、球根に強い毒を持っています。そのため、食べると死んでしまうことから「彼岸」の名がついたとも言われています。ですがこの毒を利用し、モグラなどの害獣から作物や故人を守るためにわざと田んぼやお墓の近くに植えられたということもあったようです。お墓の近くに咲く彼岸花は、大切なご先祖様の守り花でもあったのですね。
『曹洞宗 龍厳山 海島寺』は、山梨の尼寺として歴史のあるお寺です。お寺は人々に寄り添い共に生きる場所でもあり、仏様とのご縁(仏縁)を結ぶ機会を得る場です。ご葬儀、納骨、永代供養などの他にもさまざまなご相談をお受けしておりますので、近隣・遠方問わずどうぞお気軽にご連絡ください。